今回はストレングスファインダーの『包含』について解説していきます。
包含とは長所に出るとグループや他者に対し安心感や所属感を与える駆け込み寺のような存在。
逆に、短所に出るとただのお人好しです。
・長所を伸ばして短所と上手く付き合う為には?
・包含の人が気をつけるポイントは?
・包含の人のやる気のスイッチは?
・包含の能力が発揮されるのはどんな時?
この辺りについて詳しく解説していこうと思います。
目次
包含の特徴
- 人を輪の中に入れようとする
- 多様性を認める、違いを尊重できる
- 安心感の持てるグループを作るのが得意
- 役割を作る、与えるのが得意
- 居場所を作る、与えるのが得意
- 派閥を好まない
- 1人でポツンとしている人がいたら気になる
- 分け隔てなく誰とでも仲良くする
- 全員の居場所がありみんなで一緒に何かを出来ることが喜び
- グループに新しい仲間を受け入れ馴染ませることが喜び
包含の長所
- 多様性を受け入れてグループを拡大する
- ただ居るだけで価値がある存在だと思える安心感、所属感を与える
- 人間関係のハブになることで情報が集まってくる
一つずつ解説します。
包含の長所①多様性を受け入れてグループを拡大する
包含を上位に持っている人は基本的に人間は皆同じであるという確信を持っています。
なので誰でも受け入れる包容力を持っています。
漫画ワンピースで言えば『麦わら海賊団』というよりかは『大型海賊団』というイメージでしょうか。
人によっては「人間は皆同じ価値がある」とは思えない人もいるでしょうし、「人間には皆同じ価値がある」と思うべきだと無理をしている人もいるでしょう。
しかし包含を上位に持っているあなたはそれが心の底から=無意識に思えています。
これは間違いなく才能と言えます。
その為、一人一人が自分の価値を感じられる安心感のあるグループを作ることができるのです。
包含の長所②ただ居るだけで価値がある存在だと思える安心感、所属感を与える
包含を上位に持っている人はどんな人でも存在を認め、多様性を受け入れます。
まさに21世紀型のリーダー像と言えます。
現に包含を上位に持っている経営者がいる会社は離職率が低いと言われています。
人が辞めにくく、居心地の良い空間を作る能力にも長けているといえます。
それは凄く価値のあることです。
包含の長所③人間関係のハブになることで情報が集まってくる
包含を上位に持っている人は、人と人を繋げること(アテンド)にも長けています。
そうして人の輪が広がっていく。
また飲み会や交流会などの場で馴染めていない人が居たら声をかけます。
そして合いそうな人と繋げる。
そうして輪が広がっていく。
もし仮に「よくそんなこと出来ますね〜。疲れないんですか?」と言われたとしても
「何がですか?みんな楽しそうにしているのに1人でポツンとしている人がいたら気になりません?」って感じだと思います。
そうして出来た『ご縁』は『ご円』という付加価値がついて返ってくるのだと思います。
包含の短所
- 誰でも見境なく輪に入れる
- 生産性よりもみんなが一緒に仕事をすることを優先する
- 選ばないといけない環境には向いていない
一つずつ解説します。
包含の短所①誰でも見境なく輪に入れる
包含を上位に持っている人は差別がなく、人間には皆同じ価値があると確信しています。
その為誰でも見境なく輪に入れます。
これを短所として捉えた時に1番気になるのはテイカーの存在です。
テイカーとはアダム・グラント著のGIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代の本の中で提唱されている概念で『与えるより多くを受け取ろうとする存在』のことを言います。
人数が増えてくるとそういう人が入ってくる確率も上がります。
箱の中に腐ったミカンが一つあると他のミカンにも腐敗が広がります。
対策としては、
・判断できる人を自分の周りに置く
・全員共通のわかりやすい指標を作る
・システムを利用し管理する
などが考えられます。
包含の短所②生産性よりもみんなが一緒に仕事をすることを優先する
包含上位の人の喜びポイントの一つに『全員の居場所がありみんなで一緒に何かを出来ること』というのがあります。
売り上げを上げたい、お金を稼ぎたいというよりもみんなで一緒に出来ることが喜びなので生産性なんかよりもみんなが楽しく出来ている方がよっぽど価値があると感じているでしょう。
それは良いことだと思います。
しかし少し違和感を感じていたり何か変えないといけないと感じている包含上位の方がいたらまずはこれは短所なんだという認識を持つことから始めてください。
そして短所との付き合い方は、
・見て見ぬふりをするのではなく
・克服するのでもなく
・上手く付き合う!
これが鉄則です。
上手く付き合う為の一つの提案は白か黒かといった思い込みからまずは抜け出すことが大事だと思います。
・生産性を高めた方が良いのか?
・それとも今まで通りみんなと楽しくするのが良いのか?
白か黒かと決めてどちらが正しいのか?と考えるのではなくお互いの要素を抽出しグレーな選択もあるということも頭に入れるべきではないかと思います。
包含の短所③選ばないといけない環境には向いていない
包含上位の人は
・『人は皆同じ価値を持っている』と確信している
・みんなで一緒に何かをすることに喜びを感じる
なので人を選ぶということが出来ないし、もしそういうことをしている人は申し訳ない気持ちになったりしんどい思いをされているのではないでしょうか?
対策としては、可能な限りそういった業務は他の人に任せましょう。
それでもまだ不十分なようなら『世の中全員に安心感、居場所感を与えられるようなビジネスモデルの構築』を考えてみるのはどうでしょう?
なければ作る!精神です。
包含の活かし方
- 多様性を受け入れる
- 安心感、所属感を与える空間を提供する
- 人と人を意識的に繋げる
- 人を選ばないといけない時は他人やシステムに任せる
- 役割、居場所を意識的に作る、与える
- 前に進まないことがあったら仲間を作って複数でやってみる
- 過去にどんな時にうまくいったかを思い出す
- チーム作りやコミュニケーションの勉強をしてその能力を高める
包含のまとめ
まとめます。
- 人を輪の中に入れようとする
- 多様性を認める、違いを尊重できる
- 安心感の持てるグループを作るのが得意
- 役割を作る、与えるのが得意
- 居場所を作る、与えるのが得意
- 派閥を好まない
- 1人でポツンとしている人がいたら気になる
- 分け隔てなく誰とでも仲良くする
- 全員の居場所がありみんなで一緒に何かを出来ることが喜び
- グループに新しい仲間を受け入れ馴染ませることが喜び
- 多様性を受け入れてグループを拡大する
- ただ居るだけで価値がある存在だと思える安心感、所属感を与える
- 人間関係のハブになることで情報が集まってくる
- 誰でも見境なく輪に入れる
- 生産性よりもみんなが一緒に仕事をすることを優先する
- 選ばないといけない環境には向いていない
- 多様性を受け入れる
- 安心感、所属感を与える空間を提供する
- 人と人を意識的に繋げる
- 人を選ばないといけない時は他人やシステムに任せる
- 役割、居場所を意識的に作る、与える
- 前に進まないことがあったら仲間を作って複数でやってみる
- 過去にどんな時にうまくいったかを思い出す
- チーム作りやコミュニケーションの勉強をしてその能力を高める
ここまで包含についてまとめてきました。
包含は人間関係構築力に属しているだけあって人に好かれる要素が満載ですね。
世の中には人を排除しようとする人がいる一方、包含の人のように人を助けようとする人もいる。
世の中は上手く出来ています。
包含を上位に持っている人はアダム・グラント著の『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』を是非読んでほしいです。
成功するギバー(ギバー=与える人)と失敗するギバーという形でわかりやすく表現されています。
同じギバーでも何が違うのか?この知識は絶対入れていて損はない知識です。
奪う人ではなく与える人が報われるような世の中になっていって欲しいと願っています。
それではまた違う記事でお会いしましょう!