今回はストレングスファインダーの『調和性』について解説していきたいと思います。
英語ではハーモニーです。
バランサーと言っても良いと思います。
物事を前に進めるために複数の意見の中から合意点を見つけ出し物事を前に進めます。
その一方バランサーが行き過ぎると人と違うことを過度に気にしたり、自分の意見を言えなくなったり。。
同じ調和でも1人1人の個性が混ざり合った調和なのか、
みんなが同じが良いという調和では全く意味が変わってきますよね。
あなたの調和性資質を最大限発揮して貰うためにわかりやすく解説していきます。
目次
調和性の特徴
- 周りの合意の元物事を前に進めていく
- 意見の一致を求める
- 意見の衝突を嫌い、合意点を探る
- 現実的に進める
- 落とし所、着地点、合意点
- 間に入って仲裁する
- バランス感覚が良い
- 平和主義、穏やか
- 会議などで誰も手を挙げないなら自分が挙げる
- 場の調和
- 押しの強い人に苦手意識がある
調和性の長所
- 周りの合意により物事を前に進める
- あなたがいると場が丸く収まる
- 地に足のついた意見が言える
一つずつ解説していきます。
調和性の長所①周りの合意により物事を前に進める
調和性を上位に持っている人は、
・ハーモニーが生まれた時喜びを感じる
・異なる意見が出ても全員が納得して前に進む時に喜びを感じる
・現実的に前に進めたい
・みんなが納得する合意点を見つける
このような特徴があるため、みんなが納得する合意点を見つけてから物事を前に進めます。
そのため、周りは居心地が良く風通しの良い組織、空間を作ることが出来ます。
21世紀型のリーダーと言えます。
みんなが納得して物事に取り組めているため成果も上げやすいと言えます。
しかし調和性を上位に持っている人は自分はリーダー向きではないと感じているのかも分かりません。
もっと意見の強い何を言われても毅然と振る舞うような人がリーダー向けだと。
しかしそれは間違いです。
思い込みです。
もし今あなたがリーダーをやっているのなら調和性を存分に活かしたリーダーを目指してください!
調和性の長所②あなたがいると場が丸く収まる
調和性を上位に持っているあなたは複数の意見の合意点を見つけ場を丸く収めたことはありませんか?
もしくは合意点がパッと思い浮かぶことがよくありませんか?
それはあなたの能力です。
・争いに意味を感じない
・合意点を模索する
・現実的に進める
・意見を吸い上げて全員が納得するというハーモニーを生み出すことが喜び
・周りが意見を言いやすい
調和性のこれらの特徴から調和性上位の人は場を収めたり、チームがモチベーション高く物事に取り組めるような空間を作るという役割が向いていると言えます。
調和性の長所③地に足のついた意見が言える
調和性は感情的な対立が苦手という特徴があります。
また純粋に争いが嫌いです。
そこに意味を見出しません。
なので対立している両方が納得出来るような落とし所を模索し、物事を現実的に前に進めます。
正義の反対はもう一つの正義です。
そしてあなたが導きだす合意点は正義と正義を調和させた新たな正義です。
チームに絶対にいて欲しい存在ですね。
調和性の短所
- 波風が起こるのを避けるため個人的な思いを犠牲にする
- あまり意見を言わないので自分の意見がない人だと思われてしまう
- 決断力に欠ける
一つずつ解説していきます。
調和性の短所①波風が起こるのを避けるため個人的な思いを犠牲にする
調和性上位の人は争いを好みません。
なので個人的な思いを伝えたことで争いになるのだったらその思いを犠牲にして物事を前に進めようとします。
それは決して悪いことではないと思います。
しかしそれで自分の内面での調和は取れているでしょうか?
過度な自己犠牲になっていませんか?
自己犠牲の調和は長続きしません。
考え方を変えましょう。
自分を押し殺す自己犠牲の調和ではなく相手の個性を尊重した調和を心がけてみてください。
相手の個性を尊重できるということは自分の個性も尊重出来ているということです。
色んな個性が合わさって起きるハーモニーをあなたは起こせる能力があります。
調和性の短所②あまり意見を言わないので自分の意見がない人だと思われてしまう
意見のない人なんていません。
しかし調和性を上位に持っている人は全員の合意が取れて物事を前に進めることが喜びなのであえて意見を言わないのです。
しかし意見を求められた時に何も言えなかったら意見のない人、もしくは何も考えていない人と思われます。
もしかしたら自分の意見を言わないことに慣れてしまって自分がどう感じているのかがわからなくなっているのかもしれません。
これでは能力を活かしているとは言えません。
では喜びポイントを残しつつこの短所と上手に付き合っていくためにどうするか。
それは日記を書く、SNSに書くことがオススメです。
人間や、この地球は循環で出来ています。
入ってくる→出す
これでワンセットです。
何かを感じた→出す
これもワンセットです。
なので日記やSNSで発することによって
心と頭の便通が良くなります。
また自分の感じていることを外に出し客観的に見ることで思考も整理され意見を求められた時に的を得た返しも出来るようになると思います。
是非お試しを!
調和性の短所③決断力に欠ける
調和性上位の人は
・人と同じじゃないと不安
・勇気がない
・決断力に欠ける
といった短所もあります。
その背景の一つには場の調和を乱してしまうということを考えてのことだと思います。
勇気を持って決断することというのは多くの場合、属しているコミュニティの常識とは違うことです。
そうなると一時ではあれ、場は乱れます。
この短所との付き合い方は考え方を変えることです。
以下のことを自分に問いかけて見てください。
・自分がしている調和というのはただ相手に合わせているだけで本当の調和とは言えないのではないか?
・自分の内面との調和は取れているだろうか?
人生一回です!
もっとわがままに自分軸で生きても良いと思いますよ!
調和性の活かし方
- リーダーを意識的に引き受けてみる
- 自己犠牲の調和ではなく自分と他人の個性を尊重した調和を意識する
- 日記またはSNSで発信する
- 溜め込まないで出すことも意識する
- 場を乱してはいけないという思い込みを外す
- 一度小さく場を乱してみる(自分の資質と逆のことをしてみる)
- フレームワークを使うなどして合意点を見つける精度を上げる
- 多くの意見を聞くように意識する
調和性のまとめ
まとめます。
- 周りの合意の元物事を前に進めていく
- 意見の一致を求める
- 意見の衝突を嫌い、合意点を探る
- 現実的に進める
- 落とし所、着地点、合意点
- 間に入って仲裁する
- バランス感覚が良い
- 平和主義、穏やか
- 会議などで誰も手を挙げないなら自分が挙げる
- 場の調和
- 押しの強い人に苦手意識がある
- 周りの合意により物事を前に進める
- あなたがいると場が丸く収まる
- 地に足のついた意見が言える
- 波風が起こるのを避けるため個人的な思いを犠牲にする
- あまり意見を言わないので自分の意見がない人だと思われてしまう
- 決断力に欠ける
- リーダーを意識的に引き受けてみる
- 自己犠牲の調和ではなく自分と他人の個性を尊重した調和を意識する
- 日記またはSNSで発信する
- 溜め込まないで出すことも意識する
- 場を乱してはいけないという思い込みを外す
- 一度小さく場を乱してみる(自分の資質と逆のことをしてみる)
- フレームワークを使うなどして合意点を見つける精度を上げる
- 多くの意見を聞くように意識する
ここまで調和性について書いてきました。
調和性は日本人の中で二番目に出るのが多い資質なのですが他の資質とは違って珍しい資質なんです。
調和性は人間関係構築力に属していますが実行力の要素も半分入っています。
なので実行力の特徴でもある物事を前に進めたいという要素と、人間関係構築力の特徴である人との関係を深めたいという要素が半々に混ざっているという資質になります。
なので全員の合意の元、前に進めたいということですね。
あともう一つ知っておいて欲しいことがあります。
調和性の人とほぼ真逆に位置しているのが着想や未来志向などの思考系の人達です。
調和性の人の考えは現実的で物事を前に進めることを重要視します。
しかし着想や未来志向の人達は実現可能かどうかには関係なく可能性を探ることを重要視します。
この違いを理解していないとすれ違うことが増えてきます。
違いを理解出来ていたらお互いの良い所を調和させ、素晴らしいハーモニーを生み出せることが出来ると思います。
そして調和性を上位に持っているあなたはその才能があります。
個性が調和した世界、素敵だと思いませんか?
ではまた違う記事でお会いしましょう!