今回はストレングスファインダーの『信念』について解説していきたいと思います。
信念とは言葉通りで一本の筋が通っているというようなイメージです。
日本では5番目に出にくい資質で中々レアな資質です。
自分という人間は一つの資質で語れる訳ではありません。
ストレングスファインダーで言えば34個の資質が複雑に絡み合い、調和し、時には足を引っ張り合い、唯一無二の『自分』を形成しています。
なので一つの資質で『俺はこういう人間だ』というのは早計ですし、納得度も低いです。
納得度が低ければそのモチベーションは長続きしません。
しかし複雑に絡み合ったネックレスをほどく為には一つずつほどいていかないといけないのと同じで、自己理解も一つ一つの資質を理解して腹落ちさせていくことが大切です。
その為に一つ一つ資質を解説しています。
さて、それでは資質解説シリーズ19回目は『信念』です。
自分の過去の出来事と照らし合わせながら見ていくとあなた独自の気付きが得られるかもしれません。
それでは解説していきます。
目次
信念の特徴
- 根っこにある価値観は絶対にブレない
- 価値観の実現のために行動することが出来る
- 自分のことではなく社会的な価値観を持っている場合が多い
- 普遍的な価値観を持っている
- 誘惑があっても自分の価値観に従って一貫した道を進んでいける
- 利他の精神を持っている
- 芯のある生き方
- 利他的な行動をとっている時が一番モチベーションが上がる
信念の長所
- 自分の価値観に従った利他的な行動が取れる
- 一つの芯が通っているので信頼される
- 利他的な行動を取っている時が一番モチベーションが上がる
一つずつ解説していきます。
信念の長所①自分の価値観に従った利他的な行動が取れる
信念を上位に持っている人は揺るがない価値観を持っています。
しかもその価値観は自分のことというよりも社会的な価値観を持っている傾向にあります。
なので自分の価値観が明確でその価値観と今行なっている仕事や活動が合致した時、爆発的に行動力が上がります。
信念を上位に持っている人のその揺るぎない価値観を持つという資質は他人に容易に真似出来るものではありません。
その揺るがない自分の価値観に自信を持ちましょう。
そしてもし『自分にはそんな価値観なんてない。』と思っている人が居たら
・過去の成功体験を振り返りその時の価値観を振り返る
・『自分はどんな信念を持っているか?』を言語化する
・『何に対して怒りを感じるか?』を言語化する
このステップを経て信念の人のガソリンでもある価値観を思い出すことから始めましょう!
信念の長所②一つの芯が通っているので信頼される
『芯が通ってる』という言葉に一番ふさわしいのが『信念』だと僕は思います。
そして芯が通ってて、一貫性のある人は信頼されます。
しかも利己的ではなく利他的な行動が多い。
こんな人愛されまくりでしょ。
重要なことは、利他的な行動と一言で言っても自己犠牲でするものと、価値観に従いその価値観を満たす為にするものとではとてつもない差があります。
自分の価値観を言語化して明確にすることがやはり一番重要です。
信念の長所③利他的な行動を取っている時が一番モチベーションが上がる
信念を上位に持っている人は利他的な行動を取っている時モチベーションが上がります。
利他的というよりかは社会的というか。
自己という小さいものではなくもっと大きなことに対峙している時モチベーションが上がり力を発揮します。
過去にモチベーション高く維持し成果を上げた時のことがある人は思い出してみて下さい。
その時はどのような価値観を持ってその物事に取り組んでいましたか?
自分のモチベーションの構造を理解し掌握することが出来れば自分の心と体が一致し成果を出しやすい勝ちパターンを見出すことが出来ます。
それが発見出来ることも一つストレングスファインダーの素晴らしい所だなと感じます。
信念の短所
- 自分が正しいと思ったやり方に固執する
- 物事を白か黒かで二極化して考えてしまう
一つずつ解説していきます。
信念の短所①自分が正しいと思ったやり方に固執する
信念を上位に持っている人は自分の価値観に従って行動が取れるという長所があります。
しかしその能力が行き過ぎると自分が正しいと思ったやり方に固執するという短所になります。
この価値観に従うということと自分のやり方に固執するということの違いはなんでしょうか。
それは自分の価値観がどれだけ本質的かということが重要です。
本質的というものは抽象的なものです。
来月の売上目標は100万円!という具体的なものではなく、
何の為に売上を上げる?
家族の為?
社会の為?
自由になる為?
幸せになる為?
不安を解消するため?
それとも?
といったようにより抽象的にしていく作業です。
この価値観が具体的過ぎると自分が正しいと思ったやり方に固執してしまいます。
しかし本質的な価値観を持ちそれを認識することが出来ていると固執することなく価値観という羅針盤に沿った柔軟な意思決定が出来ると思います。
信念の短所②物事を白か黒かで二極化して考えてしまう
正義の反対はなんだと思いますか?
悪でしょうか?
いいえ、『正義の反対はまた違う正義』です。
信念を上位に持っている人はその名の通り自分の信念はこれだ!という芯があります。
その芯があるからこそ人に信頼され損得関係なしに利他的な行動が出来ます。
しかし一方でその信念が行き過ぎると自分の信念に反する人は敵だ、悪だ、黒だ、となる傾向にあります。
そうなった時に思い出してほしい。
『正義の反対はまた違う正義』ということを。
自分の価値観を自分が尊重出来ているのであれば他人の価値観も尊重出来るはずです。
人の数だけ正しさがあるということを受け入れましょう。
他人の思う正しさを受け入れることが自分の価値観を揺らがすことにはならないですから。
信念の活かし方
- 自分の提供価値を明確にする
- 『自分はどんな信念を持っているか?』を言語化する
- 『なんのためにやるのか?』を言語化出来るぐらい明確にする
- 自分の価値観に沿った行動が出来る場所に行く
- 自分の価値観を人に伝えるよう意識する
- 自分とは違う価値観を持っている人がいることを受け入れる
- 譲れない価値観がどこにあるのか?を明確にする
- 正しさに絶対はないことを受け入れる
- 正義の反対は違う正義ということを受け入れる
信念まとめ
まとめます。
- 根っこにある価値観は絶対にブレない
- 価値観の実現のために行動することが出来る
- 自分のことではなく社会的な価値観を持っている場合が多い
- 普遍的な価値観を持っている
- 誘惑があっても自分の価値観に従って一貫した道を進んでいける
- 利他の精神を持っている
- 芯のある生き方
- 利他的な行動をとっている時が一番モチベーションが上がる
- 自分の価値観に従った利他的な行動が取れる
- 一つの芯が通っているので信頼される
- 利他的な行動を取っている時が一番モチベーションが上がる
- 自分が正しいと思ったやり方に固執する
- 物事を白か黒かで二極化して考えてしまう
- 自分の提供価値を明確にする
- 『自分はどんな信念を持っているか?』を言語化する
- 『なんのためにやるのか?』を言語化出来るぐらい明確にする
- 自分の価値観に沿った行動が出来る場所に行く
- 自分の価値観を人に伝えるよう意識する
- 自分とは違う価値観を持っている人がいることを受け入れる
- 譲れない価値観がどこにあるのか?を明確にする
- 正しさに絶対はないことを受け入れる
- 正義の反対は違う正義ということを受け入れる
ここまで『信念』について解説してきました。
どうでしたでしょうか?
信念は確固たる価値観に従い利他的な行動が取れるという長所がある一方で自分のやり方に固執してしまったり物事を白か黒かの二極化してしまうという短所がありました。
信念の喜びポイントは、『自分が持っている大事な価値観に従って毎日を過ごすことが出来ること』です。
自分を喜ばし満たすことが出来ていればモチベーションを保つことが出来ます。
『大事な価値観に従って毎日を過ごす』為には、まず自分の価値観はこれだ!と納得感を持つことが大事です。
その為に過去の成功体験や失敗体験を振り返りながら共通点を見つけていきましょう。
そして『正しさは人の数だけある』ということを意識しましょう。
自分の才能を知り、自分だけ唯一無二の取扱説明書を作成することで自分と上手に上手く付き合っていくことが出来ます!
始めにでも書きましたが、資質は複雑に絡まりあって個を形成しているので一つだけを取り出して(今回だったら信念)『あなたはこういうタイプです』ということは不可能であり間違いです。
しかし全体を把握する為には一つ一つの性質を理解し、腹に落としていくことが一番の近道だと考えています。
あなた独自の取扱説明書作成の一助になれば幸いです。
それでは今回の資質解説シリーズ19回目は『信念』について解説させて頂きました。
それではまた違う記事でお会いしましょう!