今回はストレングスファインダーの『社交性』について解説していきたいと思います。
社交性が高いというと人当たりが良くて、友達が多く、コミュニケーション能力があり、自信満々でキラキラと輝いているイメージですよね。
ストレングスファインダーでいう社交性もそんな感じです。
しかしその一方で短所もあります。
そして短所と上手に付き合っていく為の活かし方もあります。
その辺りを解説していきます。
それでは資質解説シリーズ20回目は『社交性』について解説していきます。
目次
社交性の特徴

- 他人を仲間に引き入れる
- 知らない人と出会い、自分を好きになってもらうのが好き
- 広いネットワークを持っている
- 人を惹きつける、愛想が良い、愛嬌がある
- 初対面の人と距離を感じない、感じさせない
- 気さく、オープン
- みんな友達
- 毎日新しい人と出会えるような環境向き
- 好かれなければいけない、嫌われてはいけないという思い込みを持っている
- 深い人間関係を築くことにあまり関心がない
- 新しい環境が大好き。(不安より楽しみが勝る)
社交性の長所

- 知らない人と会うことへの抵抗感がない
- 出会った人を魅了して好きにさせるのが上手
- 情報が集まる
一つずつ解説していきます。
社交性の長所①知らない人と会うことへの抵抗感がない
社交性を上位に持っている人は新しい出会いを求めます。
新しい出会いは社交性の人にとって喜びポイントでもあります。
これは凄い才能ですよね。
社交性を上位に持っている人からしたら当たり前なのかもしれませんが。
少し僕の話をさせてもらいますが僕の資質は上位に戦略的思考力が固まっていて社交性は20位に持っています。
現在33歳です。
そんな僕ですが昔は凄く社交的で、最近自己理解の深掘りの為に友人10人に僕という人間がどう見えているか?を聞いた所10人全員が、
『社交的、コミュニケーションが上手、誰とでも仲良くなる』という回答を頂きました。
確かに自分でも昔はそこの能力が大事だと思っていたし、意識して頑張っていました。
そこの能力が大事という思い込みがあったので自分なんかはるかに敵わない社交力を持っている人が現れた時は比較して、落ち込むことが多かったです。
でもある時疲れたんですよね。
多分頑張っていたので疲れたのだと思います。
そして今では『誰とでも接するのではなく、深い仲間が数人いて、何よりも大事なパートナーがいて、一人で黙々と本を読んだり、考え事をしたりする方が好き』という感じになっていて凄く心地が良いです。
何が言いたいかというと、頑張らずに新しい出会いを楽しめるのは紛れもなく社交性上位の人の才能だと強く言いたいです。
もちろん社交性の人も人間関係で疲れる時もあるでしょうけどね。
社交性の長所②出会った人を魅了して好きにさせるのが上手
そして2つ目の長所は出会った人を魅了して好きにさせるのが上手だということ。
ポイントは『新しい出会いが好き』というよりも『新しく出会い自分に好意を持って貰うのが好き』ということ。
決して自分のことを『八方美人で軽い奴』と自己否定してはダメです。
『八方美人で軽い奴』になることも誰でも出来る訳ではありません。
もしそう考えてしまっている人が居たら『これは私の才能なんだ!』と認めることから始めましょう。
漫画ワンピースでいうとハンコックのような能力でしょうか。
『出会った人を魅了して好きにさせる能力』そんな悪魔の実があれば食べてみたいですね。
社交性の長所③情報が集まる
社交性上位の人のもとには情報が集まってきます。
社交性上位の人は、新しい人と会うことが好きで、他人を味方にするのが上手く、広いネットワークを作り出しています。
その為情報が集まってきます。
問題はその情報を上手く使えているかということ。
情報の流れを自分でせきとめていては意味がありません。
集まってきた情報を自分だけのものにせず周りに共有することが出来ていると社交性の長所を上手く使えていると言えると思います。
社交性の短所

- 付き合いが表面的で浅いと思われてしまう
- 嫌われたくない為に人からの頼みを断れない
- 上辺だけの付き合いになりがち
一つずつ解説していきます。
社交性の短所①付き合いが表面的で浅いと思われてしまう
人にはいろんなタイプの人間がいます。
このストレングスファインダーでも成功者200万人にインタビューし、500種類の才能を発見、そこから34の資質に分類しました。
そして同じタイプの人は3300万人に1人というドッペルゲンガーと出会う確率レベルです。
なのであなたのことを『表面的で浅い人だ』と思う人がいることも納得です。。
『八方美人』『浅い』『軽い』などと言われそんな自分が嫌になっている人もいるのではないでしょうか?
そんなこと思う必要ないですよ。
八方美人になろうとしてもなれない人もいます。
僕は八方美人と言われていた時期と、人と全く付き合わない時期、両方を経験しましたが八方美人の時はめちゃくちゃしんどかったです。
だから俗に言う八方美人の人はめちゃくちゃ凄いなーと心から思います。
その才能を持っている人にしか出来ないことがあります。
短所は隠すのではなく、克服するのではなく、短所とは上手く付き合っていきましょう。
社交性の短所②嫌われたくない為に人からの頼みを断れない
社交性上位の人は新しい出会いで『好かれたい』と思っています。
これは裏を返せば『嫌われたくないと思っている』ともいえます。
好かれないといけない、嫌われたらいけないという思い込みもあるかと思います。
例えばお金を沢山持つと守ることに慎重になるように、沢山の交友関係を持つとその人脈を守ろうとすることが一つ原因かもしれません。
僕は資産運用のプロではないので詳しいことはわかりませんが資産運用で上手くいくコツは、
①良いバランスでの分散(短期、長期、攻撃、守備)
②貯蓄ではなく投資
③投資で儲けたお金を再投資で更に儲ける(お金は血液と同じで循環が大事)
ではないでしょうか?
これは社交性上位の人の人間関係にも通じる所があるのではないでしょうか?
守ろうとし過ぎず、循環を意識する。
もし仮にその人の頼みを断ってあなたのことを嫌いになるような人は、「嫌いになって貰って結構だ」というぐらいの方が魅力的だと思います。
社交性の短所③上辺だけの付き合いになりがち
これは短所①とほぼ同じなのですが、実際に上辺だけの付き合いになりがちな部分もあるかと思います。
新しい人間と出会うのが好きという長所の副作用とでも言いましょうか。
この短所の対策は、2つあって
①親密性などの浅い付き合いよりも深い付き合いを好む人に繋げる
②人や情報を提供し循環させる
あなたはその人のことを深く知りたいとはあまり思わないのではないでしょうか?
深く知る過程より新しい出会いの過程の方がワクワクしませんか?
もしそうなのではあればその逆もいるもいるということは容易に想像出来ますね。
僕は因みに深い関係を好むタイプです。
表面的な話よりももっと込み入った深い話の方が場を盛り上げる自信もあります。
そんな人に繋げましょう。
自分が得意ではないことは出来るだけやらないように考えていきましょう。
社交性の活かし方

- 新しい人と出会う機会を作る
- 困っている人がいたら人を繋げてあげる
- 疲れたら良い顔をすることを辞めてみる
- 様々なコミュニティーに参加する
- 仲間に入れていない人の手助けをする
- 多くの人の名前を意識的に覚えるようにする
- みんなが楽しめるコミュニティを作る
社交性まとめ

まとめます。
- 他人を仲間に引き入れる
- 知らない人と出会い、自分を好きになってもらうのが好き
- 広いネットワークを持っている
- 人を惹きつける、愛想が良い、愛嬌がある
- 初対面の人と距離を感じない、感じさせない
- 気さく、オープン
- みんな友達
- 毎日新しい人と出会えるような環境向き
- 好かれなければいけない、嫌われてはいけないという思い込みを持っている
- 深い人間関係を築くことにあまり関心がない
- 新しい環境が大好き。(不安より楽しみが勝る)
- 知らない人と会うことへの抵抗感がない
- 出会った人を魅了して好きにさせるのが上手
- 情報が集まる
- 付き合いが表面的で浅いと思われてしまう
- 嫌われたくない為に人からの頼みを断れない
- 上辺だけの付き合いになりがち
- 新しい人と出会う機会を作る
- 困っている人がいたら人を繋げてあげる
- 疲れたら良い顔をすることを辞めてみる
- 様々なコミュニティーに参加する
- 仲間に入れていない人の手助けをする
- 多くの人の名前を意識的に覚えるようにする
- みんなが楽しめるコミュニティを作る
ここまで社交性について解説してきました。
どうでしたでしょうか?
何か気づきや発見はありましたか?
社交性資質は、初対面に対しての抵抗感が無く、出会った人を魅了して好きにさせるのが得意で、情報が沢山集まってきます。
しかしその一方で上辺だけで浅い付き合いをしていると思われることがあったり、実際そういう付き合いをしてしまったり、嫌われてはいけないという思い込みがある為、頼みを断れないなどといった短所がありました。
どの資質にも言えることですがアクセルとブレーキをバランス良く使うことが大事です。
資質の使い方は車の運転とよく似ています。
アクセルとブレーキを上手く使うことにより事故を回避出来る。(ハンドリングやメンテナンスも大事)
アクセルとブレーキを同時に踏み続けて運転していたら車はすぐに壊れてしまいます。
資質も同じです。
自分の資質の特徴を知り、長所短所を受け入れ、活かし方を意識し、調整しながら、モチベーション高く一定を保つことが出来れば目的地に向けて着実に進むことが出来ます。
それはストレングスファインダーじゃないと出来ないとは僕は思いません。(でも一番信憑性が高いのではないかと感じている)
いろんな優秀な才能分析ツールはありますし、それらのツールを使う1番大事なことは『私らしい』と納得感を持って思えることが大事です。
今までの人生で沢山の出来事があったと思います。
そしてその度に何かしらの感情が動いたと思います。
それは良いことも悪いことも。
そこで出来た自信や思い込み。
それらを精査して捨てるものと宝物に入れるものに分ける作業をすることも人生のどこかのタイミングでするのも良いかと思います。
題して人生の大掃除!
僕の記事がその一つのきっかけになれれば幸いです。
資質解説シリーズ20回目は『社交性』について解説しました。
それではまた違う記事でお会いしましょう。