資質解説シリーズ21回目の今回はストレングスファインダーの『自我』について解説していきたいと思います。
自分の才能がわからない。
言い換えれば自分は何が得意なのかがわからない。
そんな時にストレングスファインダーなどの才能分析ツールはとても役に立ちます。
一つの指標になるからです。
何もない状態で自分の才能(得意なこと)は何か?と考えてもハムスターの遊び道具のように同じ所をグルグルと回り、一生懸命走った割に『あれ?進んでいない』ということはありがちなことです。
そうならないように一度立ち止まりストレングスファインダーを受けてみて下さい。
自分という人間の武器がぼや〜っと見つかり、過去と紐付けることによりハッキリとした武器を見つけることが出来ます。
それでは今回は『自我』という資質について解説していきます。
目次
自我の特徴
- 他者から見て非常に重要な人間になることを望んでいる
- 独立心に富み、人から認められたいと思っている
- 賞賛、特別、注目
- 目立ちたがり屋
- 自分のことを重要だと感じているし、感じてほしい
- 意義のあることをやりたい
- 自分にしか出来ないと感じた時に力が発揮される
- 影響力を持ちたい、賞賛されたい、評価されたい
- 誰もやっていないことをしたい
- 自分の出した成果が真っ当に評価される環境にいることで輝く
自我の長所
- スポットライトを浴びる中で最高のパフォーマンスを発揮することが出来る
- 人を認めることが出来る
- 独立心が強く1人で何かを成し遂げる
一つずつ解説していきます。
自我の長所①スポットライトを浴びる中で最高のパフォーマンスを発揮することが出来る
自我上位の人は、自分という存在が注目され、認められ、賞賛されることに喜びを感じモチベーションに繋がります。
承認欲求というとネガティブなイメージを持っている人が多いと思います。
承認欲求は持ってはいけないものだと思っている人も多いかと思います。
しかしそれは間違いです。
承認欲求自体が悪いものではなくて使い方次第です。
承認欲求を使いモチベーションが高く保てるのであれば上手く承認欲求を使えば良いのです。
『承認欲求は良くないもの』この思い込みを捨てましょう。
承認欲求を使い、モチベーションを保ち、継続し続けると何者にでもなれるのです。
自我の長所②人を認めることが出来る
長所①でも書きましたが自我を上位に持っている人は『認められたい』という感情を強く持っています。
そして自我の資質を上手く使えている人は人を認めることが出来ます。
認められたいと思っている人は同じように人を認めることは当然のことだと思います。
しかし自我を上手く使えていない人は『自分のことは認めてほしいが、相手のことは認めない』という短所が出てしまう傾向にあるようです。
文章にして見れば無茶苦茶な人のように感じますがこうなる気持ちも理解出来ますよね。
そういう時って『自分で自分のことを認められていない』のですよね。
だから他者を認めてしまったら相対的に自分が更にダメになっていくようで認められないのだと思います。
この状態では資質を上手く使えているとは言えませんね。
自分のことを自分で認め、そして相手を認める。
あなたは一人一人が重要な存在だと心から思っていませんか?
お互い認め合う最高の人間関係を築いていきましょう!
自我の長所③独立心が強く1人で何かを成し遂げる
自我を上位に持っている人は、自分が重要だと感じることに人生を捧げたい。
これは自分にしか出来ないと感じた時に力を発揮する傾向にあるようです。
自分にしか出来ないと感じる活動をし、それによって周りから評価され賞賛される、さらにレベルを上げたいと思う。
このループを回せるようになると最強だし良い人生だと思いませんか?
もし今あなたのやっている仕事や活動に重要感を感じられていないのであれば環境を変えることも一つの手です。
凄くもったいないなと思います。
自我の短所
- どう見られているかに意識が向きすぎて動けない
- ネガティブなフィードバックに弱い
- オリジナルなやり方にこだわり過ぎる
一つずつ解説していきます。
自我の短所①どう見られているかに意識が向きすぎて動けない
見られたい、聞かれたい、注目されたい、評価されたい、賞賛されたい。
自我上位の人が持っている感情です。
一言で言うと『承認欲求』ですね。
長所の所で『承認欲求に良い悪いもない。使い方次第』ということを書きました。
長所:スポットライトを浴びることで最高のパフォーマンスが出来る。
短所:どう見られているかに意識が向きすぎて動けない
賞賛されたい、評価されたい感情が原動力になっているか、足枷になっているかの違いですね。
承認欲求に支配されている状態です。
なぜこうなるのでしょうか。
2つ考えられます。
まず1つ目は『他者を今まで否定してきた』
他者を否定すると自分も否定されるのではないかと思うものです。
『評価はしても良いが否定はするな』これを意識しましょう。
そして2つ目は『否定してくる人が周りに多い』ということです。
何か行動を起こそうとする時に周りの人の顔が浮かぶと思います。
親、上司、友達、相方。
『お前には無理』
『やめときー』
『意識高い系やな』
『意味ないって』
『失敗するって』
『普通にして!』などなど。
離れましょう。
現実的に離れられないのなら気持ちだけでも離れましょう。
そしてそのような言葉を言われたら『あなたはそう思うのですねぇ〜』と心の中で何度も言いましょう!
あなたは肯定される場で能力を向上していきます。
自我の短所②ネガティブなフィードバックに弱い
あなたが何かを世間に向けて発信しているとしましょう。
そうすると良くも悪くもフィードバックが来ます。
来ない場合もあります。(今の僕のように。それはそれで悲しい。。)
自我を上位に持っている人はネガティブと思われるフィードバックは出来るだけ見ないようにしましょう。
『ネガティブだろうがポジティブだろうがフィードバックはしっかりと見て改善すべきではないか?』という問いが出てきそうですがこれも一つの思い込みです。
フィードバックをネガティブに捉え自分のエネルギーが低下するのなら見ない方が絶対に良いです。
全ては使い方次第です。
ネガティブフィードバックも承認欲求も様々な欲望も。
それを原動力に出来るなら使った方が良いし、そうじゃないのなら無くした方が良い。
『こうでなくてはならない』といった思い込みを少しずつ無くしていくと自由になれます。
自我の短所③オリジナルなやり方にこだわり過ぎる
自我を上位に持っている人は、『誰にでも出来る仕事をしてはいけない』という思い込みを持っているようです。
オリジナルに拘る→上手くいかない→悩む→諦める→自分の重要感が感じられないので塞ぎ込む。
このような流れでしょうか。
ここにも思い込みが隠れています。
『誰にでも出来る仕事をしてはいけない』
『誰にでも出来る仕事をしていては自分の価値がない』
『もっと賞賛されたい、注目されたい。もっと目立ちたい。スポットライトを浴びたい。なのに誰にでも出来る仕事をしていてはダメだ。』
このような思考回路なのかなと思います。
上記のようなことを思わないようにしましょうと言っても無理があります。
だって思ってしまうんだから。
そこを満たすことが喜びなんだから。
無理に自分を変えようとすると後で必ず良くない反動が来ます。
じゃあどうするか。
『誰にでも出来る仕事をしてはいけない』ではなく『自分にしか出来ない仕事をしたい』に言葉を変えましょう。
そして『自分にしか出来ない仕事をする為には?』ということを具体的に考えていきましょう。
そうすると『自分にしか出来ない仕事をしている人』は『人の真似をする』ことから始めている人が多く居ることに気付くと思います。
そしてここで大事なのは、どこを真似するか。
身振り手振り話し方を真似するのも良いかもしれません。
しかし絶対に真似しないといけないのはその人がしてきた行動です。
ちなみに中学時代の僕はイチロー選手の自伝に、毎日500本の素振りをしていたというのを目にし、真似をしました。
すると成績がグングンと上がり最終的に甲子園に4番打者として立つことが出来ました。
『自分にしか出来ない仕事をしたいからオリジナリティを追求する』ではなく、『自分にしか出来ない仕事をしたいからこそ人の真似をする』ことを頭に入れておいても良いかもです。
まぁー、人の真似をしたとしても一人一人の個性が出てしまうものですけどね。
自我の活かし方
- 感謝される機会を意識的に作る(フィードバックを貰うなど)
- 冷静になって自分を客観視してみる
- 自分を肯定してくれる人を身近に置く
- 自分に矢印を向けがちなので、『相手はどう思うかな?』と時々相手に矢印を向けるよう意識する
- 他人に『やる!』と宣言する
- 承認してくれて凄いと言って貰える環境を持っておく(凄いと言われると凄くなっていくのが自我の人)
- 『死ぬ時に周りにどんな言葉を言われたいか?』これを明確にする(これがあなたの人生の意義になる)
- 意義を人に伝えるようにする(注目してもらう)
- 重要だと感じる環境に飛び込む
- 自分が功績として残したいものを想像し、そうなる為に何をするべきか?に落とし込む
- 自分の強みを書き出し見える所に貼っておく
- オリジナリティを出す為に真似することも大事
自我のまとめ
まとめます。
- 他者から見て非常に重要な人間になることを望んでいる
- 独立心に富み、人から認められたいと思っている
- 賞賛、特別、注目
- 目立ちたがり屋
- 自分のことを重要だと感じているし、感じてほしい
- 意義のあることをやりたい
- 自分にしか出来ないと感じた時に力が発揮される
- 影響力を持ちたい、賞賛されたい、評価されたい
- 誰もやっていないことをしたい
- 自分の出した成果が真っ当に評価される環境にいることで輝く
- スポットライトを浴びる中で最高のパフォーマンスを発揮することが出来る
- 人を認めることが出来る
- 独立心が強く1人で何かを成し遂げる
- どう見られているかに意識が向きすぎて動けない
- ネガティブなフィードバックに弱い
- オリジナルなやり方にこだわり過ぎる
- 感謝される機会を意識的に作る(フィードバックを貰うなど)
- 冷静になって自分を客観視してみる
- 自分を肯定してくれる人を身近に置く
- 自分に矢印を向けがちなので、『相手はどう思うかな?』と時々相手に矢印を向けるよう意識する
- 他人に『やる!』と宣言する
- 承認してくれて凄いと言って貰える環境を持っておく(凄いと言われると凄くなっていくのが自我の人)
- 『死ぬ時に周りにどんな言葉を言われたいか?』これを明確にする(これがあなたの人生の意義になる)
- 意義を人に伝えるようにする(注目してもらう)
- 重要だと感じる環境に飛び込む
- 自分が功績として残したいものを想像し、そうなる為に何をするべきか?に落とし込む
- 自分の強みを書き出し見える所に貼っておく
- オリジナリティを出す為に真似することも大事
ここまで自我について解説してきました。
どうでしたでしょうか?
何か気付きはありましたか?
あなたの才能の芽は、承認という水を与えて貰うことで開きます。
凄いと言われると今は凄いと自分では思えなくても凄くなっていくのが自我の人の特徴です。
あなたは重要な存在だと認められたい人です。
認めてもらう為に努力し、能力を高めることが出来る。
認められるともっと頑張れる。
人からの賞賛をモチベーションにするのは良くないと世間では言われているので抑えていた人も多いのではないでしょうか?
何度も言いますが全てに良い悪いは無く、使いようです。
思い込みを取り払い、自分らしく、楽しく人生を謳歌していきましょう!
資質解説シリーズ21回目は『自我』について解説してきました。
それではまた違う記事でお会いしましょう。