今回はストレングスファインダーの『分析思考』について解説していきたいと思います。
分析思考は戦略的思考力に属していて考えるのが好きな資質です。
考える時間が無かったり、分かりきっている仕事を毎日していると満たされない傾向にあったりします。
自分を満たすことによって小さなモチベーションを維持し、大きなことを成し遂げることが出来ます。
なので自分の持っている資質の喜びポイントを知り、自分の長所短所を知ることが大事です。
資質を勉強することで他人と比べることも減り、無駄にエネルギーを使うことも無くなります。
そして自分の目標や理想に向かってエネルギーを一点集中出来ることが出来ます。
それでは資質解説シリーズ18回目は『分析思考』の解説をしていきます。
自分の過去の出来事と照らし合わせながら見ていけば新たな気付きが得られるかもしれません。
それでは解説していきます。
目次
分析思考の特徴
- 物事の理由と原因を追求する
- 状況に影響を与える可能性のあるすべての要素を考慮に入れる
- 事実、データ、なぜ?
- エビデンス、ロジカル
- 論理的、客観的、合理的
- 物事の原因と結果の本質を捉える
- パターンを見出す
- 徹底的に調べる
- 因果関係がまだはっきりしていない物事に携わるとイキイキする
- 感情で意思決定をしない
- 実証できないことが嫌い
分析思考の長所
- 複雑なものを分解してシンプルにわかりやすく伝えることが出来る
- 客観的に公平に考えることが出来る
一つずつ解説していきます。
分析思考の長所①複雑なものを分解してシンプルにわかりやすく伝えることが出来る
複雑な物事に直面した時に大きく2つの反応に分かれると思います。
①複雑だから思考停止する
②複雑だからこそ興味が湧く
分析思考を上位に持っている人は当然②です。
理由が分からなかったことを調べて真実が明らかになった時、喜びを感じます。
このように自然にしてしまうことが才能です。
そして自分が満たされるポイントも資質によって異なります。
分析思考を上位に持っている人で今の仕事が満たされていないのだとしたらもしかしたら答えの分かりきった仕事をしているのが原因かもしれません。
新しいチャレンジをすることも未知な問題に飛び込む手段の一つです。
まずは小さく週末副業などを検討してみると良いかもわかりませんね。
分析思考の長所②客観的に公平に考えることが出来る
分析思考の人は、良くも悪くも感情をあまり重要視しません。
「なぜ?」「本当?」「根拠はなんだ?」と物事の本質に辿り着くことが出来ます。
主観的ではなく客観的に。
バイアスをかけることなく公平に考えることが出来ます。
物事の本質を探ることを自然にするのでわかりやすく論理的に体系立てて伝えることが出来ます。
これは今の時代最も必要とされている才能ではないでしょうか?
もし今その才能をいかせていないのであればそういった環境に飛び込むか、今の仕事でそういった役割を自ら作り出すことを考えてみましょう!
分析思考の短所
- 否定的や批判的に見える
- 人の感情も理屈で判断しようとする
- 納得が出来るまで動かないなどの融通が効かない
一つずつ解説していきます。
分析思考の短所①否定的や批判的に見える
分析思考は大きくは戦略的思考力という場所に属しています。
戦略的思考力はざっくり言うと考えることが好きです。
内省だったら深く考えるのが好き、
着想だったらアイデアを膨らませていくのが好きだったりします。
分析思考だったら規則性を発見したり、真実が明らかになることに喜びを感じます。
その為人に対して『なぜ?』『その根拠は?』『それは本当?』と何の悪気も無くただの興味で聞いていることでも相手からしたら否定的や批判的に聞こえてしまったりします。
相手からしたらただ話を聞いて欲しかったという場面もあるでしょう。
その時でも分析思考の人は『それはあなたの意見であって本質はこうでしょう?』などと相手が求めていないことを言ってしまったりします。
これは資質を調整する必要があります。
この短所と上手く付き合う為に大事な意識は『相手に納得してもらう為にどう伝えたらいいか?』を意識することです。
それが相談なのか、報告なのか、にもよるかとは思いますが言い方に気をつけ、どう伝えたら(もしくは伝えなかったら)相手が納得するのだろうか?
というのを意識することによって分析思考の長所でもある『シンプルにわかりやすく説明出来る』という才能を尖らせることにも繋がります。
一石二鳥の対策と言えます。
分析思考の短所②人の感情も理屈で判断しようとする
分析思考を上位に持っている人は、人の感情も理屈で判断しようとする傾向にあります。
確かに人の感情も分解し紐解いていくと理屈で判断出来るのかもしれません。
しかし人間は不完全な存在であり不確実な存在であることは間違いないと思うのですがどうでしょう?
もしそうなのであれば感情という不完全な部分を持ち合わせていることが人間らしいと言えるのではないでしょうか?
これは分析思考の人が嫌いな少しスピリチュアルな話ですが、
人間がなぜ産まれ死んでいくのか?
という問題の一つの答えに感情を味わいに来ているという考えがあります。
何百万という宇宙人や惑星がある中で色んな感情を味わえるのはごくわずかな星だけだとか。
もしそうなのであれば感情を無視するような人生はもったいないのかもしれません。
遊園地に来ているのにジェットコースターに乗らないみたいな。
分析思考の短所③納得が出来るまで動かないなど融通が利かない
分析思考の人は納得出来た時動けます。
共感性資質を持っている人は共感出来た時に動けます。
行動に移す際のトリガーは人それぞれ、資質それぞれです。
しかしこの才能のバランスが取れていないと、納得出来ないと動けないといった融通が利かない思考になってしまいます。
この短所との付き合い方は〇〇%納得出来たらGO!という基準を自分に設けると良いと思います。
自分が納得出来る丁度良い基準を設けることで行動をしないということも無くなり、何より無駄な思考が減り、目標達成に一点集中することが出来ます。
分析思考の活かし方
- 信頼出来る情報源を確保しておく(本や人やサイト)
- 人に質問する時や会話をする時厳しくならないように意識する
- 論理的に説明することを求められる役割を担う
- 人間性を大事にする
- 自分の今の仕事でどんなデータが取れそうかな?ということを意識してみる
- 考える時間を意識的に作る
- データをまとめるのが苦手な人のお手伝いをして貢献する
- 世の中には理屈に重きを置かない人もいるということを知る
- シンプルにわかりやすく説明するということを意識して才能を尖らせる
- 〇〇%納得出来たらGO!という基準を設ける
- 気になった店などの問題点と改善点を考える習慣をつける
分析思考まとめ
まとめます。
- 物事の理由と原因を追求する
- 状況に影響を与える可能性のあるすべての要素を考慮に入れる
- 事実、データ、なぜ?
- エビデンス、ロジカル
- 論理的、客観的、合理的
- 物事の原因と結果の本質を捉える
- パターンを見出す
- 徹底的に調べる
- 因果関係がまだはっきりしていない物事に携わるとイキイキする
- 感情で意思決定をしない
- 実証できないことが嫌い
- 複雑なものを分解してシンプルにわかりやすく伝えることが出来る
- 客観的に公平に考えることが出来る
- 否定的や批判的に見える
- 人の感情も理屈で判断しようとする
- 納得が出来るまで動かないなどの融通が効かない
- 信頼出来る情報源を確保しておく(本や人やサイト)
- 人に質問する時や会話をする時厳しくならないように意識する
- 論理的に説明することを求められる役割を担う
- 人間性を大事にする
- 自分の今の仕事でどんなデータが取れそうかな?ということを意識してみる
- 考える時間を意識的に作る
- データをまとめるのが苦手な人のお手伝いをして貢献する
- 世の中には理屈に重きを置かない人もいるということを知る
- シンプルにわかりやすく説明するということを意識して才能を尖らせる
- 〇〇%納得出来たらGO!という基準を設ける
- 自分の資質とは逆のこともやってみる(合理的な事だけではなく非合理的な事をしてみるなど)
資質解説シリーズ18回目は分析思考について解説してきました。
どうでしたでしょうか?
分析思考は複雑なことを分解して論理的で分かりやすく伝えることが出来る一方短所に出ると人の感情も理屈で判断しようとしたり言い方が冷たく聞こえてしまうといった短所がありました。
短所は意識をすることで上手く付き合っていくとして分析思考の長所は是非尖らせて行きたいところではあります。
論理的に分かりやすく伝えることが出来るというのは、この情報で溢れている現代においては非常に需要が高まっていると感じます。
一昔前に比べて人の選択肢は膨大に増えています。
昔だったら炭酸飲料一つとってもコーラとペプシしか無かったものが今では色んな種類の炭酸飲料があります。
仕事の進路もそう。
生き方の選択肢もそう。
選択肢が多すぎて選択することを辞めるという人も中には出始めています。
是非あなたの分析思考を活かしてなぜAを選ぶべきなのか?
を説くなど複雑なものを分かりやすく説明する長所を存分に発揮していってください!
資質解説シリーズ18回目は『分析思考』についての解説をさせて頂きました。
それではまた違う記事でお会いしましょう!