資質解説シリーズ23回目の今回はストレングスファインダーの『原点思考』について解説していきます。
原点思考とは簡単にいうと『原点』を大事にする資質なのでブレないというのが一つ特徴としてあります。
しかしブレないからと言ってそれが長所とは限りません。
原点思考を上位に持っている人、上位に持っていそうだと思う人が、人生をより楽しくよりイージーになれる為の原点思考の活用方法を解説していきます。
目次
原点思考の特徴
- 過去や原型について考えるのが好き
- 過去を知ることにより現在に活かす
- 過去があって今がある
- 口癖は「そもそも」
- 経緯を知る事によって信頼する
- 記憶力が良い
- 本人が覚えていないような事でも覚えている
- 日本で8番目に出にくい資質
- 相手の生い立ちや歴史が凄く気になる
- 物事のルーツを探る
- 本質を理解する
原点思考の長所
- 方向性がブレない
- 自分の過去から学び、人の過去からも学ぶ
原点思考の長所①方向性がブレない
原点思考を上位に持っている人は、本質的な物の見方をするので方向性がブレない傾向にあります。
『そもそもこれをやる意味ってなんだっけ?』と原点に帰る思考の癖があるので本質的な価値観をお持ちの方も多いと思います。
特に現代はひと昔前とは違い、価値観も多様で、人生の正解も人の数だけあります。
そんな時に最も大事になってくるのは本質的なこと。
なぜ生きるのか?
なぜ仕事をするのか?
世間的な常識ではなく本当に心の底から感じる本質を感じているのはこの時代強いです。
その為には本質を探る思考回路が必要であり、それを自然と出来る原点思考は今の時代重宝されると思います。
もしSNSなどで発信をしていないのであればドンドン発信していきましょう!
原点思考の長所②自分の過去から学び、人の過去からも学ぶ
原点思考を上位に持っている人は自分の過去の経験から学ぶことは当然で、プラス人の過去の経験からも異常に学ぶという傾向があるようです。
原点思考の人は過去を重要視します。
逆に未来志向の人は未来を重要視します。
面白いです。
本当に人は様々だと感じます。
未来から今を見るのか、過去から今を見るのか。
話は戻して原点思考が長所として使えている状態というのは、自分、他人の過去から学び、同じ失敗を繰り返さないよう学びを活かせている状態です。
過去を振り返ることをマイナスに思っている人もいるかもしれません。
それは間違いで過去を振り返ることでガソリンを注入し、前に進む為の潤滑油にしているのであれば問題なしです!
また人はあなたほど過去を覚えていないです。
あなたが他者の過去の話をすることで他者が何かの気付きを得られ、前に進む手助けが出来るかもしれません。
原点思考の短所
- 過去に捉われ前に進めない
- 過去や伝統に固執する
原点思考の短所①過去に捉われ前に進めない
長所では『過去の経験から学ぶ』ことで失敗を繰り返さず、学びを活かしていけるのに対して扱い方を間違えると『過去に捉われて前に進めない』となります。
長所短所共に『過去を重要視』しているという面では同じですが切り取り方に違いがあります。
『〇〇だから』なのか『〇〇だからこそ』なのか。
・昔に失敗したから出来ない
・自信がないから出来ない
などそれらの出来ない理由を全て『だからこそ』に変換しましょう。
そうすると全てが出来ない理由から出来る理由に変わります。
過去の経験を足枷にするのではなく新たなチャレンジの潤滑油に出来るように工夫していきましょう。
原点思考の短所②過去や伝統に固執する
資質というのは使い過ぎると逆効果になります。
資質の暴走状態です。
『過去の伝統を尊重しなければならない』というのもその一つです。
確かに脈々と受け継がれてきた伝統などは尊重しなければならないかもわかりません。
これは、どの資質にも言えることですが固執は資質の暴走状態です。
ボリュームの調整をする必要があります。
自分の価値観があるように人にも人それぞれの価値観があります。
それを理解し許容していきましょう。
自分の価値観とは違うことを意識してみることもオススメです。
自分の価値観とは逆のことをやることによって真ん中が見えてきます。
原点思考の活かし方
- 過去困難をどのように乗り越えてきたのかを振り返り今に活かす
- 過去の情報を出来る限り集める
- 歴史小説、伝記などを多く読むようにする
- 昔の写真や映像を観る(モチベーションアップ)
- 『未来志向』『戦略性』を持っている人と組む(未来と過去で補い合える)
- 最近チャレンジ出来ていないと感じたらまずは動いてみるという意識を持つことも大事
- 興味のある歴史や成り立ちを調べる
- 自分の過去の経験を人に話す(喜びポイント)
- 人の過去の経験を聞く(喜びポイント)
- 他者の過去の振り返りのお手伝いをする
- 『だから』から『だからこそ』へ
原点思考のまとめ
まとめます。
- 過去や原型について考えるのが好き
- 過去を知ることにより現在に活かす
- 過去があって今がある
- 口癖は「そもそも」
- 経緯を知る事によって信頼する
- 記憶力が良い
- 本人が覚えていないような事でも覚えている
- 日本で8番目に出にくい資質
- 相手の生い立ちや歴史が凄く気になる
- 物事のルーツを探る
- 本質を理解する
- 方向性がブレない
- 自分の過去から学び、人の過去からも学ぶ
- 過去に捉われ前に進めない
- 過去や伝統に固執する
- 過去困難をどのように乗り越えてきたのかを振り返り今に活かす
- 過去の情報を出来る限り集める
- 歴史小説、伝記などを多く読むようにする
- 昔の写真や映像を観る(モチベーションアップ)
- 『未来志向』『戦略性』を持っている人と組む(未来と過去で補い合える)
- 最近チャレンジ出来ていないと感じたらまずは動いてみるという意識を持つことも大事
- 興味のある歴史や成り立ちを調べる
- 自分の過去の経験を人に話す(喜びポイント)
- 人の過去の経験を聞く(喜びポイント)
- 他者の過去の振り返りのお手伝いをする
- 『だから』から『だからこそ』へ
ここまでストレングスファインダーの戦略的思考力資質である『原点思考』について解説してきました。
どうでしたでしょうか?
原点思考は過去の経験や歴史を潤滑油として今に活かす。
逆に未来志向は未来を想像することを潤滑油にして今に活かす。
資質によって様々で面白いです。
だからもし原点思考と未来志向の人が議論をしていて『過去の経験から物事を考えるべきだ!』『いや、過去はもう過ぎたことだから未来を見て今何をすべきかを模索するべきだ!』という議論からは何も産まれません。
そうではなく『過去の経験をもとに失敗を未然に防ぎ、未来を想像することで今何をすべきか模索していく』という風にお互いの強みを尊重し合うことが出来れば物事がより早く、より大きく前進すると思います。
『そもそも』という言葉を使ってこれからも物事の本質に迫っていって下さい!
資質解説シリーズ23回目は『原点思考』の解説をしてきました。
それではまた違う記事でお会いしましょう。