資質解説シリーズ24回目の今回はストレングスファインダーの『戦略性』について解説していきます。
ストレングスファインダーは自分の才能を客観的に知ることが出来ます。
ストレングスファインダーでいう才能とは『生産的に活用することの出来る無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン』と定義しています。
才能か?
努力か?
とよく比較されますがこの才能の定義からするとそれは全くの見当違いで『自分の思考、感情、行動パターン(才能)を知ることで無理なく継続(努力)することが出来る』ということになると思います。
この資質解説シリーズでは資質によっての思考パターンや活かす為のポイントを解説しています。
それでは解説していきます。
目次
戦略性の特徴
- あらゆる可能性を検討する
- 前進するための最適なルートを見つける
- 目的に向かうための選択肢と問題点を想定することが出来る
- カーナビのような資質
- 構造化、直感、予測、洞察力
- 直感的に複数のパターンが見える
- 戦いを略すと書いて『戦略』
- やり方は沢山頭にあるので前向き思考
- 複数の方法を常に持っているので、成果が出るまで諦めない
戦略性の長所
- あらゆる可能性を検討して最善のルートを見つける
- 物事の全体像を見て構造化する
戦略性の長所①あらゆる可能性を検討して最善のルートを見つける
『目的地』と『そこに到達する為のルート』
この2つが明確でその通りに行動が出来ると目的を達成することが出来ます。
凄く単純です。
戦略性を上位に持っている人は、ルートを見つけることに長けています。
直感的に複数のルートと同時に問題点が頭に浮かぶと思います。
自己理解の専門家八木仁平さんはこの『戦略性』資質をグーグルマップに例えています。
本当にその通りでグーグルマップに例えると凄くイメージがしやすいと思います。
目的地を設定すると複数のルートを示してくれる。
そしてその中で最適解を導き出す。
グーグルマップが無かった時代は助手席に乗っている人がカーナビ役をしていました。
道を間違えたり、喧嘩したり。(子供の頃の僕はよく車で喧嘩している両親を後部座席から見てました。)
目的地に到着する為にエネルギーと時間を無駄に消費していました。
しかしグーグルマップがあると目的地に効率良く到着することが出来る。
これは人生にも当てはまると思います。
その道を示せる戦略性資質。
凄く価値ある才能だとは思いませんか?
戦略性の長所②物事の全体像を見て構造化する
戦略性を上位に持っている人は、鳥の目を持って物事を俯瞰し、全体像を把握することにも長けています。
俯瞰して見ているからこそ、あらゆるルートを導き出きだせるのです。
そして俯瞰しているからこそ『これってこれと繋がってない?』と物事を構造化することが出来ます。
構造化することで相手にわかりやすく伝えることが出来ます。
全体像を見えているから選択肢が見える。
選択肢が見えているから沢山の可能性を見つけることが出来ます。
人は希望が閉ざされた時、落ち込み、気力を失います。
そんな時あなたが、
『こんな道もあると思うけど試してみた?』
『この方法やと上手くいくんじゃないかな?』
『この道は過酷そうだけど山越えのように楽しそうだよ』
と新たな可能性を提示してあげることでその人は救われます。
是非一度その才能を他人に対して意識的に使ってみてください。
あなたの才能を意識的に人に使っていくことでより磨かれ、尖らせることが出来ます。
戦略性の短所
- ルートを検討するだけで動き出さない
- 全体像を把握するのに時間がかかる
戦略性の短所①ルートを検討するだけで動き出さない
戦略性の短所としては、完璧なルートを検討し過ぎていつまでたっても動き出さないという短所があります。
深く検討することはとても大事なことだけど実際に動き出さないと意味がありません。
頭の中には数々のルートとそのルートにおける障害があると思います。
それを完璧にクリアにすることはやはり不可能です。
最終的にはエイヤー!という勇気が必要になると思います。
なのでこの短所と上手く付き合う方法は『期限を決めて完璧ではなく最善を目指す』という意識をすることで良くなります。
『この日までに決めたことが今の自分の最善。あとはやりながら考える。』
という気持ちを持つことが大切です。
そもそも何が完璧だと言えるのでしょうか?
そんな自分ではコントロール出来ないことに固執するのではなく自分の最善を尽くすように意識すると1歩目の足が軽くなります。
戦略性の短所②全体像を把握するのに時間がかかる
これはグーグルマップでいうと読み込み中のクルクルが永遠に回っているような状況です。
情報が少な過ぎてルートが判断出来ないのか。
アプリを入れ過ぎて(情報が多すぎて)重くなってしまっているのか。
漠然とした何かが頭を支配していて上手く機能していないのか。
何が原因なのかを模索する必要がありそうです。
全体像を完璧に把握しないといけないという思い込みがあるのかもしれません。
どちらにしてもこの世の中は行動してなんぼです。
カレーを食べたいと思っても目の前にカレーが現れることはありません。
カレーの具材を買いに行き、調理をするという行動を起こさないとカレーを食べることは出来ません。
鳥の目を持って物事の俯瞰することは戦略性の人の能力なので上手に活用していきましょう。
戦略性の活かし方
- 今やっていることの目的が何かを見定める(目的地が決まらないとカーナビは機能しない)
- 戦略を決める情報が十分にあるか確認する
- 周りの人の進む道を示す役割をする
- 毎日考える時間を意識的に設け、目的と戦略について検討する
- どんな環境の時に頭が働くかを意識する
- どんな環境の時にモチベーションが高く保たれるかを意識する
- 自分が当たり前に使っている資質が異常だということを理解する
- 情報収集力を鍛える
- 戦略だけでは人は動いてくれないということを知る
- 相手にアドバイスをしがち。相手は聞いて欲しいだけの時もあるということを知る
戦略性のまとめ
まとめます。
- あらゆる可能性を検討する
- 前進するための最適なルートを見つける
- 目的に向かうための選択肢と問題点を想定することが出来る
- カーナビのような資質
- 構造化、直感、予測、洞察力
- 直感的に複数のパターンが見える
- 戦いを略すと書いて『戦略』
- やり方は沢山頭にあるので前向き思考
- 複数の方法を常に持っているので、成果が出るまで諦めない
- あらゆる可能性を検討して最善のルートを見つける
- 物事の全体像を見て構造化する
- ルートを検討するだけで動き出さない
- 全体像を把握するのに時間がかかる
- 今やっていることの目的が何かを見定める(目的地が決まらないとカーナビは機能しない)
- 戦略を決める情報が十分にあるか確認する
- 周りの人の進む道を示す役割をする
- 毎日考える時間を意識的に設け、目的と戦略について検討する
- どんな環境の時に頭が働くかを意識する
- どんな環境の時にモチベーションが高く保たれるかを意識する
- 自分が当たり前に使っている資質が異常だということを理解する
- 情報収集力を鍛える
- 戦略だけでは人は動いてくれないということを知る
- 相手にアドバイスをしがち。相手は聞いて欲しいだけの時もあるということを知る
ここまで戦略性について解説してきました。
何か気付きや発見はありましたでしょうか?
戦略性の人は鳥の目を持っているのが特徴ですね。
物事を俯瞰し、よりよい戦略を考えることが出来る。
キングダムでいうと軍師です。
軍師は戦略を考え、武将は現場で戦う。
力の差が明らかにあったとしても戦略によって勝利するといったこともあります。
目的を達成する為の方法は何個もあります。
資質によっても様々です。
なので、『世の中の正解』というのは一度横に置いておいてあなたがどうしたいのか?を明確にしてその為にあなたの思考、感情、行動パターン(才能)を使ってどう達成出来るか?を考えてみて下さい。
この記事がその思考活動の一助になれば幸いです。
資質解説シリーズ24回目は『戦略性』の解説でした。
それではまた違う記事でお会いしましょう〜!